証券会社を選ぶポイントには「手数料」「取扱商品」「ツール」「サービス」などがあります。なかでも重要視されるのが「手数料」です。手数料には、口座維持管理料などの固定費と、取引時にかかる取引手数料、入出金にかかる手数料があります。
口座維持管理料
ほとんどの証券会社が無料にしていますが、なかには年間数千円かかるところもあるので注意が必要です。入出金手数料に関しては、証券会社が提携している銀行のオンラインサービスを利用していれば無料になる証券会社もあります。
取引手数料
千差万別なのが取引手数料です。取引手数料には、1回の売買金額に対して支払う「約定代金ごとの手数料」と、1日の約定代金の合計額に対して支払う「定額制の手数料」があります。約定とは、注文を出して売買が成立することを指します。
「約定代金ごとの手数料」は、例えば約定代金50万円なら手数料1050円、約定代金200万円なら手数料2100円といった体系になっています。なかには「1日の約定代金10万円以下なら手数料無料」といった証券会社もあります。
「定額制の手数料」は、例えば「1日の約定代金が合計300万円までなら、何回取引しても手数料2100円」といった体系になっています。また、1日ではなく1ヶ月間、3ヶ月間ごとに手数料を支払う料金体系の証券会社もあります。1日に何回も繰り返すデイトレーダーのような取引を行う人であれば、定額制手数料のほうがお得です。
取引手数料は、証券会社ごとに多様な体系を用意しており、単純には比較できません。自分がいくらぐらいの金額の株を買いたいのか、どれくらいのペースで取引を行うかを考え、自分にぴったりの手数料体系を探しましょう。
また、手数料は変更されることもよくあります。最終的には証券会社のホームページでチェックしましょう。
入出金手数料
証券会社に口座を開いたら、取引を開始する前にまずその口座に資金を入金しなければなりません。銀行から証券口座へ(または証券口座から銀行へ)資金を移動させる際、手数料がかかる場合があります。
ただし、証券会社と提携している銀行を利用すれば、手数料が無料や割安になるサービスもあります。口座を開設する前に、入出金手数料についても確認しておいたほうがよいでしょう。
*即時入金サービス
証券会社と提携している銀行に口座を持ち、かつその銀行のオンラインサービスを利用しているなら、入出金はより便利になります。
インターネット上の操作だけで、手数料無料で入金することができ、しかも入金した資金がすぐ買付余力に反映する「即時入金サービス」を利用できるからです。「今どうしてもこの株を買いたいのに買付余力が足りない!」といった時、即時入金サービスを利用すれば、瞬時に銀行から資金を移動することができます。
普段利用している銀行がオンラインサービスを提供していない場合や、証券会社と提携していない場合は、これを機にほかの銀行に口座を開設してしまうという手もあります。銀行のオンラインサービスも無料で受けられるところが多くなっています。